本日は来週撮影を行う下見のため、二条城に参りました。
二条城は皆様もご存知のとおり、慶長8年(1603年)、
徳川初代将軍 家康が、京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊場所としてつくられたお城であり
幕末の慶応3年(1867年)には15代将軍 慶喜がここで大政奉還を行った、
まさしく時代が動く瞬間を見守ったお城です。
・二の丸御殿 唐門
平成23年12月から修復工事がされていた、二の丸御殿の唐門の修復作業が終え、
建築当初さながらの美しい姿の唐門になりました。
わたしもじっくり見たのは本日が初めて。
唐門に使用された金伯は10,000枚以上、彫刻の修復箇所は1,600箇所になるんだとか。
日本の建築物は木や土など自然のもので作られることがほとんどなので、
修理を行うことで美しい姿が保たれていきました。
次の世代に、伝えていきたい建物が京都には数えきれないほどあります。
わたしたちも結婚式を通じて京都の文化を世の中に広め、
つないでいくお手伝いが出来ればと思います。
京都の町は碁盤の目に広がった無数の通りがあり、わかりにくいといわれますが、
覚えるための通りの唄があります。
♪まる たけ えびす に おし おいけ あね さん ろっかく たこ にしき
し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう せきだ ちゃらちゃら うおのたな
ろくじょう しち(ひっ)ちょうとおりすぎ はちじょう(はっちょう)こえれば とうじみち
くじょうおおじでとどめさす ♪
本当に歌のとおりに通りがあります。
私も幼いころ、祖母と何度も歌いました。
「し:四条通り」
大人になった今も、この歌を思い出して通りを確認する事があります。
この唄をしっていると、京都が楽しいかも♪
〜唄のご説明〜
まる:丸太町通り たけ:竹屋町通り えびす:夷川通り に:二条通り おし:押小路通り おいけ:御池通り あね:姉小路通り
さん:三条通り ろっかく:六角通り たこ:蛸薬師通り にしき:錦小路通り し:四条通り あや:綾小路通り ぶっ:仏光寺通り たか:高辻通り まつ:松原通り まん:万寿寺通り ごじょう:五条通り せきだ:雪駄屋町通り ちゃらちゃら:鍵屋町通り
うおのたな:魚の棚通り ろくじょう:六条通り しちじょう:七条通り はち:八条通り くじょう:九条通り
上賀茂神社の社家町。
社家とは神社に仕える神官の住まいで、
上賀茂神社の神職を世襲してきた家の町です。
(世襲 せしゅう・・・職業などを、嫡系の子孫が代々受け継いでいくこと)
穏やかな雰囲気にも凛とした空気感が漂う、歴史ある町並み、
上賀茂神社から流れる、明神川に心癒されます。
総本山 知恩院
料亭さんでのウエディングのお打ち合わせの後、知恩院さんに立ち寄りました。
知恩院さんは浄土真宗総本山。法然上人がすごされた場所です。
学生時代、学校行事で何度も訪れた場所。
国宝の三門。外からみても中からみても圧倒されます。
しばらく無心に眺めてしまいました。
・日本三大鐘の一つ 17名のお坊さんで除夜の鐘がつかれます
・階段に腰かけ、ボーっと過ごす時間もよいものです・・・
10月の撮影が楽しみです。