上賀茂神社 中秋の名月
上賀茂神社さんで、
「賀茂観月祭」の祭典に参列させていただきました。
月を賞でる風習は、古く中国漢代にさかのぼります。
日本では宇多天皇の御代(887~897)に
盛大に月見の宴が行われた記録が残っており、
江戸時代以降は民間でも団子・すすき・枝豆・酒などを
お供えして観月する習慣ができました。
神社でも多くの歌が残されています。
『まつほどに こころあさくも 思ふかな
ひかりさやけき 夜な夜なのつき 』
境内芝生「馬場殿」
夕方17時半〜祭典が始まりました。
秋の豊作を祈ります。
京舞や音楽などが奉納されました。
大勢の方に見守られながら、祭典がすすむ中で、
馬場殿の真上に、輝く満月を見ることができました。
貴族は、満月を直視することなく、湖に反射する光を楽しんだとか。
いずれにしよ、現代のように生活にライトがない時代、
どれほど「月の光」が暮らしに
安らぎを与え、願いや祈りを人々は込めたのでしょうか(^-^)
上賀茂神社さん、素敵な時間をありがとうございました。
LST 西川 徳子