祇園祭の歴史と行事 2017
夕方になると
四条界隈はお囃子の練習の音が響き、
心が弾みます。
そもそも「祇園祭」とは何なのでしょうか。
祇園祭は疫病退散を祈願した、
祇園御霊会(ごりょうえ)が始まりといわれています。
平安時代、都に疫病が流行り、
これらは怨霊(政治的に失脚し処刑された人の祟り)によるものと
考えられ、それらを祓い清めるために、
当時の日本の国の数である66の鉾を立てて祭りを行い、
神泉苑に神輿を送り、退散したのがはじまりです。
祇園祭は山鉾巡行が有名ですが、
本来はお神輿がメインの神事です。
【祇園祭主な行事】
・7月1日 吉符入
・7月10日 神輿洗
午前に鴨川より汲んだお水で 御神輿を清めます
≪四条大橋にて宮本組によりお水が汲まれます ≫
≪四条鴨川にて≫
御神輿3基の内、
主祭神を奉斎する中御座の神輿が清められます
・10日~14日(前祭)
・18日~21日(後祭)
山・鉾建て
各町内にて山鉾が建てられます
・7月15日 宵宮祭
本殿より3基の神輿に
神様の御霊をお移りいただく儀式です
・7月17日 山鉾巡行・神幸祭(しんこうさい)
午前 山鉾が御神輿の行く道を祓い清めます
八坂神社より、四条寺町の 御旅所まで
御神輿が担がれます
・7月24日 花傘巡行・環幸祭(かんこうさい)
氏子が各地域を練り歩き、
御神輿が八坂神社さんに還っていきます
・7月28日 神輿洗
・7月31日 疫神社夏越祭
1ヶ月にわたる祇園祭最後の神事
御神輿の存在を知らないという方は、
京都にお住いの方でも意外と多いです。
御神輿を知ってこそ、
祇園祭の神髄に触れることができます。
是非、機会あれば皆様もご覧くださいませ。(^^)
LSTウエディング 西川 徳子