京の素敵(京の素敵なモノ・コト)

2015月7月の記事 一覧

鍵善良房さん 菊寿糖 

「LST OATSURAE PARIS」で、
お客様にお出しさせていただくお菓子のひとつを
鍵善さんの「菊寿糖」にいたしました。 

■「鍵善良房」さん
江戸時代(1716年)から営業されている、京菓子のお店。
大好きなZEN CAFEさんの本店です。

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■「菊寿糖」
すーっと、口どけする,正に菊のかたちの和三盆。
薄茶によく合います(^-^)
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こちらのお菓子を選んだ理由のひとつに、
展示会の9月9日が、ちょうど節句の重陽(ちょうよう)の日にあたること。
旧暦では菊がさく季節であることから、「菊の節句」とも呼ばれています。
古来、中国で菊は、邪気を払い長生きする効果があると信じられ、
その中国の影響をうけた日本では、
平安時代に菊の露を含んだ綿で身をぬぐい、
邪気を払い、長寿を願ったり、菊に関する歌合せや、
菊を鑑賞する宴が催されていたそうです。

また、奇数は縁起の良い「陽数」と考えられ、
陽数が重なる9月9日は大変めでたいとされている日で、
重陽の日にちなんだ儀式を上賀茂神社さんでは執り行われています。

こんな日本の文化も、
さりげなく、海外の方にご紹介できればと思っております。(^-^)

LST 西川 徳子

京都 一保堂さん

立秋を迎え、
少し暑さが和らいでまいりましたね(^-^)

本日は、「一保堂」さんの、暖簾をくぐりました。

・創業1717年(享年2年).
京都寺町にお店を構える、日本茶の老舗。
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・薄茶「京極の昔」を頂きました。(京都本店限定)

甘い和菓子と渋いお抹茶、美しい緑で、体に良さそう

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一保堂さんは日本茶の美味しい入れ方や、
気軽に楽しめるお抹茶をご提案されています。
店内の喫茶で、お茶の入れ方を丁寧に
お店の方が説明されておられるのを
お見かけいたしました。

京都には美味しいお茶屋さん、和菓子屋さんがたくさんあります。
昔、京都に都があったこと、良い水に恵まれていた事が、
京の食文化が発展した理由の一つと考えます。

丸の内にある、LST東京サロンの一階にも、
一保堂さんがございますね。
お打合せの際に、一服いかがでしょうか。
ゆったりとした時間を過ごせますよ(^-^)

LST 西川 徳子

料亭左阿彌 会場コーディネート&ご試食相談会

8月9日、
料亭左阿彌さんにて会場コーディネート&ご試食ご相談会を
開催させていただきました。

たくさんのお客様にお越しいただきました事、
スタッフ一同心から感謝申しあげます。

■大広間「聚楽殿」
白を基調にガラスのベースをふんだんに使い、
モダンでクリーンなイメージを創り上げました。

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■「清風殿」
こちらは畳と窓からみえる、庭園を生かした「和」のアレンジ

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■舞妓・芸妓さんの祝舞 ご試食中、祝舞をご披露いただき、
舞の後は 皆様と一緒にお写真撮影。

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一年に2度開催させていただく、左阿彌さんのブライダルフェア。
風情溢れる雰囲気や、絶品の懐石料理はもちろんのこと、
女将さんのお人柄や、仲居さんたちの明るい笑顔が
本当に素敵で、私たちも大好きな料亭さんです。

このような機会をいただいていること、
心から感謝しています。

 LST 西川 徳子

 

北大路魯山人 展示会

やっといけた、北大路魯山人さんの展示会。
「食器は料理の着物」と言った、
和食の芸術家。

8月16日まで、国立近代美術館で開催中!

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初めて見る、抱え込む程の大きさの大鉢。
繊細な色使いの器に、
どんな素材の料理を合わせるのだろうと
想像を掻き立てられました。

魯山人の鋭い感性が胸に何度も、つきささりました。
開催中、あともう一度、行きたいです。

LST西川 徳子

お琴と尺八を楽しむ会

8月21日の夜に、
日本の伝統楽器の琴、尺八による
ミニコンサート「琴と尺八を楽しむ会」を開催いたします。

【お琴と尺八を楽しむ会】

古典的な音楽から、皆さまの馴染み深い曲を
若手演奏家が楽しく演奏をします。

開催日時:8月21日(金)18時30分(開場18時)
開催場所:LST BOTAN 2階
(演奏は約30分ほどを予定いたしております)

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【お琴演奏 野田 友紀さん】

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暑い夜、和の雅な音楽を聞いて、涼しく過ごしませんか。
お気軽にお越しくださいませ。(^-^)

LST 西川 徳子

祇園祭 疫神社夏越祭

7月31日、
祇園祭の結びの行事、
「夏越祭(なごしさい)」が
八坂神社さんの境内にある疫神社で
行われました。

●午前10時より、関係者の方が集まり
儀式が始まりました。
初夏の日差しが振り注ぐ中、
一般の方も多く見守っておられます。

「疫神社」前にて

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●直径約2メートルの茅(ち)の輪をくぐり、
祭りが終わったことへの
感謝、無病息災を祈り、
「蘇民将来子孫也」とかかれた、
護符と粟粥を授かります。
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【護符「蘇民将来子孫也」の由来】

八坂神社の祭神
「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」が
旅をされ、一夜の宿をお願いしたときに、
裕福な巨旦将来(こたんしょらい)はこの願いを受け入れず、
疫神社の祭神である、貧しい蘇民将来(そみんしょうらい)は
粟で作った食事で精一杯おもてなしをされました。
素戔嗚尊は
そのおもてなしに感謝され、
これより将来、蘇民将来自身と、子孫に
疫病から逃れる事が出来るよう、
「蘇民将来子孫也」と記した護符を
約束として渡しました。

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この「夏越祓」で、1ヶ月に渡った、祗園祭が幕を閉じました。

京都で育った私にとって、
「祗園祭」は毎年来る、当たり前の行事でした。
それでも、家族が祗園祭にご縁がある事、ある方との出会いをきっかけに、
ここ数年、知れば知るほど、奥が深く、興味深いものとなりました。

元々は疫病を封じるために、行われた祈願がこの祭りの原型といわれています。
1100年以上、移り変わる時代の中で、
幾多の戦争などの困難な時代を乗り越え
「都の平和への祈り」「文化の継承」の熱い思いで、
京の人々が守り続け、現在に至ります。
関わる全ての方々に、本当に頭が下がる思いです。

祇園祭が終わり、さらに暑くなる、京都。
今年もたくさんの感動をありがとうございました。

LST 西川 徳子

祇園祭 神輿洗い

28日夜、「神輿洗い」が行われました。

八坂神社と四条大橋の間の御神輿が通る道を、清める大松明。
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今朝、宮本組の方により、鴨川から汲み上げられ、
清祓された神水にて、御神輿を清めます。
この後、八坂さんに御神輿は戻ります。
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神社に戻る御神輿をお迎えする、菊水鉾のお囃子の方々。

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八坂さんに戻り、境内を「ほいっと、ほいっと」とかけ声で一周する御神輿。
今年で御神輿を担ぐのも、この夜が最後。
担ぎ手の方々、どこか別れを惜しんでいるかのようでした。
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この後、無事に御神輿が倉庫に納められました。

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「お疲れ様、また来年やな」と
あちらこちらで、会話が聞かれました。

本当にお疲れ様でございます。
それぞれのお立場の方が使命感と誇りを持ち、
祇園祭にご奉仕されている事、本当に感動します。

LST 西川 徳子

祗園祭 還幸祭

24日の夕方より、無事に行われた還幸祭。

お神輿を先導する、宮本組と久世稚児さん。

ちょうどLST Botanの前を通過されました。
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その後をお神輿の中御座が追います。
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3つのお神輿がそれぞれのルートをたどり、

八坂さんの舞殿にお神輿が揃ったのは、

23時半を回っていました。

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お神輿が担ぎ手の方により整列されると、

すぐに境内の照明が消され、

「御霊返し」の儀式が始まりました。

ハッと時計を見ると、神様をお神輿から本殿に

移し終えられたのは23:57.

24日中に神様の御霊を本殿に移すのがしきたりなのです。
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それからも本殿では神事が続き
終わったのは24:30近くになっていました。

祗園祭のハイライトが無事に終わりましたが、

28日神輿洗、29日神事済報告祭、

31日疫神社夏越祭で

1ヶ月に渡る、祗園祭が結ばれます。

 

LST西川 徳子

祇園祭 山鉾巡行(後祭り)

本日(24日)午前より、山鉾巡行(後祭り)が行われました。

素晴らしい天気の中、

10基の鉾と山が巡行されました。
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今夜は環幸祭、神輿渡御です。
とても楽しみです.

LST西川 徳子

24日は還幸祭

明日(24日)はいよいよ、

山鉾巡行(後祭り)、花傘巡行、還幸祭です。

・後祭りを控える、鉾
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・四条御旅所のお神輿、
氏子地域を回り、八坂神社さんに戻られます
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・神様の7つの宝、勅板、矛、楯、弓、矢、剣,琴も
宮本組により八坂さんへ移されます
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夜の23時過ぎに三基のお神輿が八坂神社に戻られ、

お神輿から本殿に御霊を移す、
「御霊返し」の儀式が執り行われます。
初めてみた時の畏れ、感動が今にも胸に焼き付いてます。
御霊返しを見てから、より深く祗園祭の神髄を
知りたくなりました。

今年も参ります(^-^)

LST西川 徳子