2013月12月の記事 一覧
都をどり
4月も下旬、やっと、「都をどり」を見に行きました。
4月1日〜30日まで歌舞練場で行われる、都をどり。
驚いたのは、お客様のほぼ半分の方が、海外からお越しのお客様だったことです。
〜都をどりの歴史〜
明治維新による東京への遷都の際に、京都の人々が京の都の衰退を恐れ、
当時(明治4年)京都知事らが再建に奔走し、京都での博覧会計画を立てました。
祇園万亭(現一力亭)の主人杉浦治郎右衞門に意見を求め、
春季の博覧会の附博覧(つけはくらん:余興の意)として、
祇園の芸舞妓のお茶と歌舞を公開したことがはじまりです。
芸・舞妓さんの舞。
京都友禅のお着物、髪飾り。地方さんの御三味線。
観て、聞いて、その場にいるだけで京都文化が楽しめる、素晴らしい舞台です。
また、来年も見に行きたいです。
八坂神社さん
個人的にご縁のある、「八坂神社」さん。
京都を代表する神社さんの一つであり、「祇園さん」と人々に親しまれています。
祭神は素戔嗚尊(スサノオ)を祭神とし、関連神社(約2,300社)の総本社です。
明治維新までは祇園社または感神社と称されていました。
・西楼門
・本殿
・南楼門と舞殿
子供の頃から、七・五・三や、初詣で参ったり、
「祇園祭」の長刀鉾やお神輿とのご縁があったりと、
私の人生にはかかせない場所なのです。
今も東山の料亭さんでのお打合せで近くを通ることがあると、
出来る限り、参拝に行くように心がけています。
本殿の前で手を合わせると心が落ち着くのです。
八坂神社さんの神様は、お祭りが大好きで、お祭りを守る人、行う人、見に来る人を
とても大切に思われていると聞いたことがあります。
今年の「祇園祭」もわたしならではの視線で
皆様にご紹介出来ればと思います。
美御前社(うつくしごぜん)
八坂神社さんに、美御前社(うつくしごぜん)があるのをご存知でしょうか。
こちらは美の神社として、祇園の舞妓さん芸妓さん、美容関係のお仕事の方が訪れる場所です。
・美御前社(うつくしごぜん)
美の神様として、知る人ぞ知る社です
市杵島比売神(いちきしまひめ)、多岐理比売神(たぎりひめ)、
多岐津比売神(たぎつひめ)の宗像三女神(むなかたさんじょじん)がお祀りされています
『古事記』には、姉・天照大御神(アマテラスオオミカミ)が弟・素戔嗚尊(スサノオノミコト)より、潔白を示すさいに譲りうけた、
「十拳剣(とつかのつるぎ)」を、三段に打ち折り、天之真名井に振りすすいだ時に生じた神々だと記されています。
・心から美しくなる水「美容水」
神水が湧き出ていて、お肌や健康だけでなく、内面から美しくなる水として親しまれています
ある方に、結婚式は女性(新婦様)を美しくするお仕事と伺い、
八坂神社さんの本殿に参拝の後、、必ず参るようになりました。
外見はもちろん、内面から輝きたい方にはおススメの神社さんです、
八坂さんに行かれた際は是非訪れてみてください(^-^)
京都 南座 「まねき」
南座は祇園のシンボル。
京都で育ち、数えきれないくらい通った場所だと思います。
毎年恒例の「まねき」が上がっています。
この「まねき」の意味を初めて知りました。
「まねき」は顔見世興行に出演する役者の名前を書いた看板のことで、
なぜこの時期に出すかというと、
江戸時代に、歌舞伎役者の契約が年俸制で旧暦11月から翌年10月までの1月の契約だったとか。
そのため、現在、毎年11月初めに各座の新たな顔ぶれが口上を述べることを「顔見世」と称され、
11月25日前後の期日に「まねき」が上がるそうです。
まねきは厚さ1寸(約3センチ)、長さ1間(1.8メートル)、幅1尺(約30.0センチ)のヒノキの板で、
南座独特の勘亭流の字が使われているそうです。
「大入りになるように」と縁起を担ぎ、隙間なく内側にむかってかかれているそう。
意味を知ると、より楽しい京都です。